こんにちは
一枚板専門店アルアート
長野です。
本日は、欅(ケヤキ)の一枚板の事を書いてみます。
普通のケヤキではありません。
欅の前に神代(じんだい)がつきます。
『神代欅』です!!
独特の緑がかった色をしております。
そもそも普通の欅と何が違うの??
色??
色もそうですが、超超超希少な素材なのです!!
説明しましょう!!熱く語ります!!!
この一枚板はダイヤ、フェラーリ、ロールスロイスを超える価値がある。
私は9年間で約3000枚もの一枚板を作り、この世に送り出してきました。
しかし「神代欅」はたったの2枚だけしか手に入れることができませんでした。
確立でいえば0.06%。
私も仕入れたくても仕入れることができない幻の材料、これが「神代欅」です。
なぜ、手に入れることができないのか?
この「神代欅」を含めた神代は、「3つの奇跡」が必要です。
そして、その奇跡はカンタンではありません。
【 1つ目の奇跡 】 火山の噴火
「神代」は2500年~3000年以上の時間をかけて作られます。
そして、それは火山灰の中で作られます。
あるとき、火山が噴火し、火山灰が降り注ぎ木を飲み込みます。
そして、2500年~3000年もの間、火山灰と土の中で眠ります。
そうです。火山が噴火しない限り、神代はできません。
そして、この火山灰に含まれている成分がじっくり染みこむことで、美しい色合いに仕上がるのです。
【 2つ目の奇跡 】 命の水脈
火山の成分が染み込み、芯まで美しい緑色になるためには2500年~3000年もの間、土の中で眠らせなければいけません。
ですが、問題があります。
土の中の環境はと~っても厳しく、ほとんどの木が腐ってしまいます。
しかし、土の中でも腐らせない方法があります。
それが「水脈」です。
火山灰と土に埋まってしまっても、水脈があり、そこから水を吸収することができれば腐りません。
この一枚板の原木は水脈にいたことで、腐らず今まで自然のチカラで大切に保管されました。
【 3つ目の奇跡 】 忘れられること
この神代。実は、ムチャクチャ人気があります。
ですから、市場やセリに出ると大手の製材所などが高値で買い占めてしまいます。
私のような小さい一枚板屋さんは手に入れることができません。
この神代欅は「忘れられた存在」だったのです。
きっと、大きな会社の仕入れ担当者さんが「偶然」見落としたのです。
そう。忘れられてしまっていたのです。
ですから、絶妙なタイミングで私が仕入れることができたのです。
この3つの奇跡が重なって、やっとあなたに「神代欅の一枚板」を見せることができました。
知っているのは神様だけ。
「神代」の埋蔵量は誰も知りません。
先ほど「3つの奇跡」をお話させていただきました。
ですから、もうわかっていると思います。
神代は世界に何本あるのか、誰にもわかりません。
知っているのは神様だけです。
ですから、「神代で一枚板を作ってください!」というお問合せをいただくこともあるのですが、ほとんどお断りしています。
そうです。
世界に100万本以上の神代が眠っているかもしれませんし、これが最後の1枚かもしれないのです。
そしてこの神代欅は一般的な欅と比べ、市場価格は7倍~10倍にもなります。
数年前、ある神代欅の一枚板が180万円になったことがあります。
これは相場の約7倍です。
その希少価値は石油やダイヤ、フェラーリ、ロールスロイスを超える価値があります。
そして「3つの奇跡」が起きなければ、お金があっても手に入れることはできないのです。
まだまだ制作途中です。
5年間天然乾燥し、水分量を整え、ようやく制作に取りかかれました。
現時点ではこんな感じです
↓↓
耳の部分です。焼けた様な跡が残っています。
表面の拡大写真
↓↓
まだ研磨前なのに、艶があります。
研磨後はさらに艶がましてきます。
近日完成予定です!!
完成しましたら、追ってブログ更新しますので、
ぜひチェックしてみてください。