こんにちは。
一枚板専門店アルアート です。
木は多くの水分が取り込まれている事は、
何となく想像がつくと思います。
厳密にいいますと、
木が含んでいる水分の量は樹種によっても違いますし、
同じ木でも辺材か心材かといった場所によっても異なります。
育った環境でも変わってきます。
また、木を伐採する時期にもより、変化してきます。
木は、中心付近より、外側(辺材)の方が細胞が活発に活動しておりますので、
中心より、外側の方が水分量があります。
大体ですが、木を切り倒した直後は、中心部分で50~60%。
外側で150~200% の値を示す事があります。
値??
ここでいう値とは、含水率(がんすいりつ)のことです。
水分量はこの様な計器で計測します。
これは、伐採後1年半ほど乾燥させた材料です。
24.3%と31%結構乾燥してきましたが、まだまだです。
伐採後はこんな感じで搬入しております。
アルアートでは、天然乾燥約2~3年。
人工乾燥3~6ヶ月で乾燥させております。
もちろん、樹種、厚みにより期間は様々です。
天然乾燥ですと、最低でも3年は必要です。
材料を仕入れてから、一枚板テーブルに仕上がるのに3年以上かけているのです・・・
木は洗濯物の様にすぐ乾かないのです。
この含水率ですが、10~13%になってから、製作に取り掛かっております。
しっかり乾燥させないと、割れや、反りの原因になります。
もちろん天然木ですので、乾燥させていても割れ、反りは発生しますが、
圧倒的に『動き』は少なくなります。
一枚板を購入する際、必ず含水率をチェックしましょう!!